マルドナードの特徴と大谷翔平との相性は?強肩堅守の捕手だった!

エンゼルスに入団した大谷翔平がここまで大活躍を続けています!

このまま投手でも打者でも活躍を続けて欲しいですよね。

ところで、投手での活躍の鍵を握る、マルドナード捕手っていったいどんな捕手なのでしょうか?

大谷翔平が投手で出場する際にコンビを組むマルドナード捕手の経歴や特徴、そして大谷翔平との相性を探ってみます。

マルドナードって苦労人だったんですね!
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マルドナードの経歴と捕手としての特徴

まずはマルドナード捕手のプロフィールとこれまでの実績から紹介します。

プロフィール

国籍   :アメリカ合衆国

出身   :プエルトリコ

生年月日 :1986年8月16日

身長   :182.9センチ

体重   :106.6キロ

利き腕  :右投げ右打ち

ポジション:捕手

高校   :ドクター・フアン・J・ヌニェス高等学校

所属球団(メジャー球団):ミルウォーキー・ブルワーズ(2011年から2016年)、ロサンゼルス・エンゼルス(2017年から)

これまでの実績

マルドナード捕手の経歴を見て見ると、2004年のMLBドラフト27巡目(全体の803位)でプロ入りを果たすも、永い間マイナーリーグに所属しており、凄く期待されていた選手という訳ではありませんでした。

特にマイナー時代は、バッティングで良い成績を残せていませんでした。

そんなマルドナードですが、2011年の9月に念願のメジャーデビューを果たすと、翌年の5月末から捕手としての守備力を買われ、臨時ではあるが、正捕手を務めます。

結果的にこの年は課題であったバッティングで、打率:266 本塁打:8 打点:30を記録し、得意の守備でも守備率.990、盗塁阻止率32%という成績を残しました。

しかし、守備は安定しているもののバッティングに課題があり、2016年までは主にバックアップ捕手という役割を担っていました。

そんなマルドナードですが、2017年に転機が訪れます。

捕手出身であり、知将として知られるマイク・ソーシア監督が率いるエンゼルスにトレードで移籍すると、捕手としての安定した守備力を買われ、正捕手の座を掴みます。

2017年は、年間138試合に出場。失策2、守備率.998、盗塁阻止率.387を記録し、「ゴールドグラブ賞」「優秀守備選手賞」「フィールディング・バイブル・アワード」と、守備のタイトルを総なめにする大活躍を見せたのです!

バッティングの成績は突出したものはありませんでしたが、同じ捕手出身のマイク・ソーシア監督ならではの、捕手は守備重視の布陣(戦略)とマルドナードのプレースタイルがマッチした形となり、本来持っている捕手としての才能か一気に開花しました。

マルドナードとしては、自分のプレースタイルを良く理解してもらえる監督と出会えて、本当に良かったですね!

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マルドナードの捕手としての特徴

マルドナードは、「とにかく肩が強い」捕手です。

プレーを見るだけで、身体能力が高いことが分かります。

プエルトリコの選手は身体能力の高い選手が多いことが特徴ですが、ラテン系選手の身体能力で捕手をすると、信じられないようなプレーが飛び出します!

スローイング

まずスローイングですが、数字で見ると盗塁阻止率.387で現れているように、4割近く盗塁を試みた選手を刺していることが分かります。

また、2塁への送球平均球速が約139.2キロで、この数字は2017年のメジャーリーグトップ3にランクインしています!

ちなみに、マルドナード捕手は、身体能力の高さからよく座った状態で二塁に送球しており、座った状態の送球を含めての平均球速139.2キロなので、これは凄い数字ですよね!

最速は143.4キロで、この数字はメジャートップの数字になります。

つまり、メジャーリーグの捕手で一番肩が強い捕手ということになります。

フィールディング

普通、捕手といったら体が大きくて動きが鈍いイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、マルドナードの場合は、打ち損じやバント処理で目の前に転がったボールに対して素早く反応し、アウトを稼ぎます。

マルドナードの場合は、もうそれは内野手並みの動きです。

ブロッキング

ブロッキングとは、ピッチャーが投げたボールがベース付近でワンバンドした時に、後ろにボールを逸らさず、前で止める能力のことをいいます。

マルドナードはこのブロッキングの能力も長けており、お手本のように膝を地面について体の前でボールを止めています。

ピッチャーからすると、体の前でボールを止めてくれるため、ランナーが出ても得意な球種を思い切って打たれにくい低めに集めることが出来るので、それだけバッターを抑えやすくなります。

地味ですけど、凄く大事な捕手としての能力です。

フレーミング

フレーミングとは、ゾーンぎりぎりのボールを審判の印象を欺いてストライクとコールさせる技術のことですが、マルドナードは捕球と共に、一瞬体の中心にグラブを動かしてきわどいボールも良くストライクに見せています。

乾燥のある環境でピッチャーはコントロールに神経質になりがちですが、きわどいゾーンに行ったボールがストライクになるのか、ボールになるのかでは精神的に大違いですよね。

マルドナードの捕手としての特徴まとめると、ラテン系選手の身体能力から繰り出される、強肩のスローイングやフィールディングだけでなく、ブロッキングやフレーミングの高い技術も備わった、まさに捕手の守備職人といった感じです。

これなら、「ゴールドグラブ賞」「優秀守備選手賞」「フィールディング・バイブル・アワード」と守備のタイトルを総なめにしたのもうなずけます。

大谷翔平とマルドナードの相性は?

さて、捕手の守備職人であるマルドナードですが、今年からエンゼルスに加入した大谷翔平との相性はどうなのか気になりますよね?

私なりにまとめてみました。

大谷翔平とマルドナードの能力に対しての相性

マルドナードは、かつてブルワーズでバッテリーを組んでいたザック・グリンキーと大谷翔平を重ねています。

大谷翔平のメジャー2回目の登板の後には、

「ザック・グリンキーが大谷翔平と一番近いと思う」

と話していました。

ザック・グリンキーといえば、かつては大谷翔平と同じように160キロを計測したストレートと、スライダーが決め球の投手であり、“サイ・ヤング賞”や“最優秀防御率”にも輝いている、メジャーを代表する投手です。

大谷翔平はスプリットを良く投げますが、タイプ的には似ている投手であるので、ザック・グリンキーとバッテリーを組んで打者を抑えていたという経験が配球の面で大谷翔平にも生きてくるのではないでしょうか?

また、大谷翔平の得意とするスプリットは、三振を狙うときは顕著にベース付近でワンバウンドするボールですが、先ほど上げたとおり、マルドナードはブロッキングの技術が優れています。

よって、ピンチでも捕手が後ろにボール逸らす心配をせずに、思いっきりスプリットを投げられるため、より効果的なスプリットの使い方が出来るはずです。

さらに、大谷翔平選手は立ち上がりと制球力に課題があることから、ランナーが出てもマルドナードの強肩で盗塁を防いだり、飛び出したランナーを捕殺する可能性もあるので、そういった面でも大谷翔平を大きく助けてくれそうです。

まず、強肩ってだけで盗塁しようと思わないですし、リードも大きく取りにくいので、捕殺しなくても効果は絶大ですよね。

能力だけ見ると、この上ない最強バッテリーと言えそうです。

コミュニケーションの相性

プロフィールでも上げたとおり、マルドナードはプエルトリコ出身のラテン系の選手です。

ラテン系の選手と言えばノリが良く、仲間意識が強いためチームメイトとはとてもフレンドリーに接する印象があります。

大谷翔平のメジャー2回目の登板の後のメディアに対するコメントを見ても、

「スプリットは、僕が受けてきた中で最高だった」

「スライダーもザック・グリンキーに匹敵する」

「君たちも見ただろ?笑 アメージングだった!感銘的だった!」

と話しており、リップサービスというよりも、本気で大谷翔平をベタ褒めしていました。

年齢も現在31歳で、大谷翔平からすると、“ノリの良いお兄ちゃん”的な存在でなないでしょうか?

エンゼルスの監督であるマイク・ソーシアも、

「大谷翔平は良くマルドナードとコミュニケーションをとっている」

とメディアに話しており、コミュニケーションの相性も良さそうな印象です。

マルドナードの特徴と大谷翔平との相性まとめ

ここではエンゼルスのマルドナード捕手の経歴と特徴、大谷翔平選手との相性についてお届けしました。

マルドナードは、レギュラーを掴むまでに相当苦労した苦労人ですが、2017年に開花した守備の才能は大谷翔平との相性はばっちりです!

マルドナードと大谷翔平のバッテリーで、たくさんの活躍が見られることを期待しています。

最近は「マルさん」って呼ばれることが多いマルドナード
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