最速記録171キロを誇るチャップマン!
投球スタイルと球種をまとめてみた!
メジャーリーグには、全世界から腕自慢のピッチャーが集まってきます。
その中でも、異次元のスピードボールを投げるピッチャーは、見ているだけで気持ちがいいですよね?
今回はメジャーリーグ№1のスピードボールを投げると言われている、アロルディス・チャップマンをご紹介します。
チャップマンの最速記録はなんと171 キロ!?
チャップマンがどんな球種を持っているのかや、投球スタイルについてもまとめます。
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チャップマンの経歴
チャップマンは、キューバのオルギン州出身で現在はニューヨーク・ヤンキースに所属する左投げ左打ちのメジャーリーグを代表するクローザーです。
現在に至るまでの経緯を簡単にご紹介します。
キューバ出身のチャップマンの最初のポジションは、ピッチャーではなくファーストでした。
「肩がいいから一回投げてみろ」
と言われ投げてみたところ、いきなり約145キロの球速を記録したため、その後ピッチャーに転向をします。
そのことをきっかけにピッチャーとしての才能を発揮し始めたチャップマンは、度々キューバ代表に選ばれるようになります。
2009年3月に開催されたWBCワールドベースボールクラシックで、その異次元の速球は全世界に知れ渡りました。
しかし、同大会ではコントロールが乱れ、敗戦投手となったチャップマンの獲得を断念するメジャー球団が相次ぎました。
しかし、その中で手を上げたのがシンシナティ・レッズです。
入団会見の時に、
「レッズのことは全く知らなかった」
と語っていたチャップマンですが、まだ実績の無い自分に対して6年総額約33億円の契約を結んでくれたことはチャップマンの心を動かしました。
さらに、球団カラーがキューバと同じ赤であり、帽子のCのマークもキューバと一緒なところにチャップマンが好感を抱いて入団に至ったとも推測されます。
シンシナティ・レッズ入団3年目に本格的にクローザーについたチャップマンは、そこから4年連続で30セーブ以上、防御率1.51~2.54を記録し、メジャーリーグを代表するクローザーに一気に名乗りを上げました。
2014年にはリリーフとして、歴代最高である40試合連続奪三振を記録し、その後49試合まで記録を伸ばした上に、シーズンを通して54登板106奪三振を達成。
この年は、9イニングあたりの奪三振率が17.7で、当時クレイグ・キンブレルが記録していた16.7を上回り、歴代最高記録となりました。
その後、ニューヨーク・ヤンキース⇒シカゴ・カブス⇒ニューヨーク・ヤンキースと移籍を繰り返しました。
現在は、メジャーリーグで一番有名な球団であるニューヨーク・ヤンキースのクローザーを努めています。
チャップマンの最速記録は171キロ!?
メジャーリーグ屈指の球速を誇るチャップマンですが、2011年のピッツバーグ・パイレーツ戦で、なんとメジャーリーグ最速記録である171キロのスピードを記録しました!
こちらがその動画です。
このとき打席に立っていた、トニー・グウィン・ジュニア選手は、
「目の前を通り過ぎるまでボールが見えなかった」
と語っており、そのスピードがいかに異次元のものだったのかがうかがえます。
しかし、この171キロの記録は球場の表示記録であり、テレビ中継の表示だと169キロだったため、残念ながら公式記録としては最速記録として認められず、現在も169 キロを超える球速は出ていません。
チャップマンの球種と投球スタイル
チャップマンの持っている球種は、ストレートとスライダー、チェンジアップです。
球速は平均でも160キロ前後はいつも出しています。
元々のストレートが速いのでチェンジアップでも急速は150キロ台が出ます。
スライダーは140キロ台の球速です。
投球の9割をストレートとスライダーの2つの球種が占め、高い奪三振率を誇ります。
投球スタイルとしてはストレート、スライダー、チャンジアップ、この3種類の球で勝負するピッチャーです。
多彩な球種を操るというタイプではなく、どちらかというと球速とパワーで圧倒するタイプ。
その中でチャンジアップ、スライダーを織り交ぜてタイミングを外すこともあります。
しかしながら、思いっきり腕を振ってバッターに向かって投げ込む投球スタイルのせいか、細かいコントロールに課題があり、四球が多いことも特徴の一つとなっています。
逆に荒れ球で打ちにくいといったこともあるのですが、コントロールがままならないときにじっくり見極められるとチャップマンとはいえ苦しむこともあります。
チャップマンは球種が多いピッチャーではないので、投球スタイルとしてはわかりやすいピッチャーです。
圧倒的な球速を誇りますのでクローザーが努まるんですね。
球速という点ではメジャー随一といってもいいでしょう。
ネット上の反応
大谷VSチャップマン
心拍数上がる勝負やった!! pic.twitter.com/kH7jDthTCz— Takahiro.H (@takahi60507) May 26, 2018
大谷翔平が、メジャーリーグから散々不公平だの法律違反だの面白おかしく記事にされてるけど、
こっちからしたらわりとまじでヤンキース抑えのチャップマンのサウスポー170km/hのほうがよっぽど不公平で法律違反だよ。— クソ出勤ホストかおるん【要出勤確認】 (@premium_kaoru) June 1, 2018
ヤンキース
チャップマンの高めの速い球キャッチャー捕れずが、後ろの塀から真っ直ぐキャッチャーに戻ってきて走ったランナーアウト
ワロタ— kouichi mutsu (@ko_ichi51) May 30, 2018
噂のヤンキースのチャップマン、やっぱつええ
— まんぼうXG (@MAMBO_XG) May 26, 2018
ヤンキースの169km/hチャップマンて、年俸16億円しかもらってないんか。リリーフ大変やな
— わっきー (@wacchy7sus4) May 26, 2018
チャップマンの最速記録は171キロ!?球種と投球スタイルまとめ
メジャーリーグを代表するスピードボールを投げるチャップマンですが、幼少期はボクシングでも有能な選手だったそうです。
野球とボクシングの指導者が、将来どの競技を最終的に優先させるのかで口論になるほどの腕前だったとのこと。
日本人とは違い、アメリカなどの海外のスポーツ教育は、“複数の競技を掛け持ち”で行うことが主流となってます。
そのメリットはいろいろな競技を行うことで様々な筋肉が鍛えられ、
「動きの引き出しが増えていくこと」と、
「どの競技が一番自分に合っているか見極められるため、将来の選択を間違えにくくなる」
ことだと言われています。
チャップマンもボクシングと野球を掛け持つことで、人類最速記録となる171キロ(球場記録)を出せるほどのピッチャーになれたのではないでしょうか?
当時のチャップマンをボクシングではなく野球に導いてくれた指導者の方には、見る者としてとても感謝したい気持ちになります。
逆に、ボクシングの道に進んでいたら193センチの大柄な体格に加え171キロのスピードを生み出すパワーがあるので、ヘビー級の世界チャンピオンになれたかも知れませんね。
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