MLBのポストシーズンの仕組みをどこよりもわかりやすく解説します!

アメリカの秋はスポーツでとても盛り上がります。

10月は、4大スポーツのMLB・NFL・NBA・NHL全ての試合が開催されている唯一の月です。

また全米で人気のカレッジフットボールが佳境に入る時期でもあります。

しかし、やはり注目はレギュラーシーズンが終わり、プレーオフに突入しているMLBです。

MLBはチーム数も多く、優勝までの道のりが長いんです。

そんなMLBポストシーズンの仕組みを整理してみたいと思います。



 

MLBのポストシーズンの仕組みを解説!

ポストシーズンに進出するには?

MLBは30チームによって構成されています。

DH制をとっているアメリカンリーグと、ピッチャーも打席に立つナショナルリーグに15チームずつ。

それぞれのリーグには東部・中部・西部地区があり5チームずつ分類されています。

レギュラーシーズンは4月から9月までです。

10月のポストシーズンに進出するためには、リーグの各地区で優勝、あるいはリーグ内で優勝3チームを除いて勝率上位2チーム内に入る必要があります。

MLBのレギュラーシーズンは162試合あるので、地区が違うチーム同士の対戦はもちろんですが、リーグをまたいだ試合もありバラエティに富んだカードが楽しめます。

この交流戦・インターリーグは、同じニューヨークが本拠地のヤンキースとメッツが闘うサブウェイシリーズが有名ですね。

レギュラーシーズン終盤の8月後半あたりからは、同地区チームの対戦が多く組まれるため、直接対決の優勝争いから目が離せなくなります。

また、8月末までに獲得した選手は新チームでポストシーズンの試合に出られるため、優勝を狙うチームは優勝の可能性が少なくなったチームから、トレードなどでの補強が活発に。

この辺りのダイナミックな動きはなかなか日本のプロ野球ではないところですね。



ワイルドカードゲームの仕組み

MLBはレギュラーシーズンの日程管理が徹底しています。

滅多なことで雨天中止はしませんし、中止があっても9月に全日程を終わらせるために、すぐダブルヘッダーが組まれたりします。

日本のプロ野球は、レギュラーシーズン後半で雨天振替の消化試合しか行われていないなんてこともありますが、MLBではそれは起きません。

ほぼ全チームが同じ試合数を戦っている状態が続きます。

とても分かりやすい形なので、9月下旬はどこがポストシーズンに進むか、どのチーム同士がポストシーズンで戦うか、どこが本拠地開催のアドバンテージを取れるかなど盛り上がれる要素が沢山あります。

ポストシーズンの最初のラウンド、ワイルドカードゲームは、地区優勝チーム以外の勝率上位2チームが、勝率上位チームのホームで1試合だけ戦います。

負ければ終わりなので、エース級を先発させたり、選手を惜しみなく使う展開に。

その結果、勝利して次のラウンドに進めても、エースが数試合投げれないことが多くなります。

このワイルドカードが入った4ラウンド制ポストシーズンは2012年から始まりました。

1994年から2011年までは、地区優勝した3チームとそれ以外で一番勝率が高いチームの計4チームでポストシーズンを戦っていましたが、地区優勝の重みをもたせるという意味で、このわずか1試合のワイルドカードを入れた今の仕組みは公平といえるでしょう。

ディビジョンシリーズの仕組み

次のラウンドはディビジョンシリーズ(地区シリーズ)といわれるものです。

地区優勝チームで勝率1位がワイルドカードを上がってきたチームと、地区優勝勝率2位が3位と戦います。

先に3勝したチームが次のラウンドに勝ち上がります。

1・ 2・ 5試合目を勝率上位チームのホームで、3・4試合目は勝率下位のチームのホームで行われます。

日本のクライマックスシリーズは2位と3位が戦っている間、優勝チームは試合がありません。

MLBはワイルドカードが1試合しか行われないため、優勝チームが待たされる期間は少ないので試合勘が鈍るという問題もありませんね。

リーグチャンピオンシップの仕組み

3ラウンド目は、地区シリーズを勝ち上がった2チーム同士が戦うリーグチャンピオンシップです。

4勝したチームがワールドシリーズに勝ち上がります。

1・2・6・7戦目が勝率上位のチームのホーム試合です。

ただしワイルドカードから勝ち上がったチームの勝率が上であっても、このホーム4戦のアドバンテージは得られません。

このラウンドは同じリーグ内の因縁のライバル対戦になることが多いので、語り継がれる死闘や、劇的な幕切れも少なくありません。

ワールドシリーズの仕組み

両リーグのチャンピオンが戦い頂点を決めるのがフォールクラシック(秋の祭典)とも呼ばれるワールドシリーズです。

1903年から始まって、いままで行われなかったのは2回だけ。113回もおこなわれています。リーグチャンピオンシップ同様7戦4勝制です。

2016年はオールスター勝利リーグが1・2・6・7戦をホームで戦えるアドバンテージがありましたが、2017年からは勝率上位チームに与えられることになりました。

アメリカンリーグの本拠地試合はDH制です。

今までは、ニューヨークヤンキースが27回と、2番目のセントルイスカージナルスの11回を大きく引き離し圧倒的に多く優勝しているのですが、近年はチームの戦力均衡策が功を制し、何年も連続で同チームが優勝することは少なくなっています。

そのため、ファンは地元チームが優勝するのを精一杯後押しします。

MLBの選手はこの場で戦いチャンピオンになることを夢見ている選手がほとんど。

個人として好成績を残してもチャンピオンリングを持っていない選手は、チームを優勝に導けていないという理由で半人前呼ばわりされることもあります。

反面、ワールドシリーズで活躍した選手は、いつまでもその都市に愛されるんです。

ヤンキースで2009年ワールドシリーズMVPになった松井秀喜さんがいい例ですね。

まとめ

MLBは30チームで争われます。

6カ月のレギュラーシーズンの成績から上位10チームがポストシーズンに進み、1カ月かけて優勝を決める長丁場な戦いです。

ワールドシリーズチャンピオンになるには、自分一人の力ではどうすることもできず、あらゆるピース(戦力、戦略、運)が必要といわれています。

それだけにこのタイトルの重みはすごいもので、ときには信じられないドラマが生まれます。

今までの歴史、そこまでの道のり、ファンの思い、すべてをかけて戦うMLBポストシーズンは毎年見どころ満載です。



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