先日大谷翔平がDL入りし、全世界のメジャーリーグファンに衝撃を与えました。
とても心配になってしまいますが、こういったニュースで良く耳にするDLっていったいどんな意味なのでしょうか?
他にもよく耳にする、故障者リストの分類とロースター枠をまとめます。
スポンサーリンク
メジャーリーグの”DL”ってどんな意味?
https://twitter.com/monnta9209/status/1007779591660769280
メジャーリーグで、よく“DL”という言葉を耳にしますが、DLって一体どんな意味なんでしょうか?
それは、「Disabled list」の略で、故障者リストという意味です。
医師の診断書を用いて、球団が病気や怪我でプレーできない選手を公示する名簿で、DLした選手は一定期間試合に出られなくなります。
しかし、代わりに他の選手を補充することができるというメリットもあるため、メジャーリーグ機構(MLB)が不正にDL制度を利用していないか、調査することもあります。
故障者リストの分類
一言でDL、故障者リストと言ってもいくつか種類がありますので、それらをまとめます。
10日間故障者リスト
2016年までは、15日間の故障者リストだったようなのですが、2017年から10日間に変更されています。
試合には出場できませんが、ベンチ入りすることは可能で、リハビリを目的にマイナーリーグの試合に出場して調整することも出来ます。また、マイナーリーグでの調整はリーグに申請を行えば投手が最大45日間、野手が最大35日間の期間を延長できます。
10日間のDLは、アクティブ・ロースター枠の25人が埋まっていないと利用できないというルールがあり、利用する場合は必ず別の選手をアクティブ・ロースターに入れなければいけません。
期間を過ぎた場合は、アクティブ・ロースターに戻るか、60日間の故障者リストに移行する必要があります。
7日間故障者リスト
これは、脳震盪を起こした選手が入る故障者リストのことで、扱いとしては10日間の故障者リストと同じになります。
7日を過ぎても選手が復帰できない場合は、自動的に10日間の故障者リストに移行されます。
60日間故障者リスト
メジャーリーグ契約はしているが、契約枠の40人にはカウントされません。また、メジャーリーグ契約枠の40人が埋まっていないと利用できないというルールもあります。
そのため、60日間の故障者リストを利用する場合は、必ず別の選手とメジャーリーグ契約を結ぶ必要があります。また、一度60日間の故障者リストに登録されたら、状態の回復が想像以上に早かったとしても10日間の故障者リストに移行することは出来ません。
マイナーリーグでの試合出場は他のDLと同じように可能となります。
ロースター枠とは?
先ほどからロースター枠という言葉が出てきていますが、いったいロースター枠とは何なのでしょうか?こちらもいくつか種類がありますのでまとめます。
アクティブ・ロースター
アクティブ・ロースターとは、ベンチ入りして試合に出場できる25人枠のことです。
通常は25人ですが、シーズン終盤の9月1日以降は40人に拡大されます。
イクスバァンディドゥ・ロースター
増大、広げるといった意味の通り、メジャーリーグ契約を行っている選手40人枠のことです。
また、60日間の故障者リストに入っている選手はカウントされません。
ダブルヘッダー26人枠
2012年から昼夜に渡り一日で2試合ある場合、通常の25人枠から1人増やせるダブルヘッダー26人枠というものが出来ました。
これは、48時間以上前に開催が決まったダブルヘッダーにのみ適応されます。
DFA
これは、戦力外通告を受けた選手がメジャー契約枠から外されて入る枠です。
この枠に居られるのは10日間であり、この期間以内であればメジャーリーグ枠に戻すことが可能となっています。
メジャーリーグ枠へ戻れるか、他球団に移籍するか、引退するかを選択する必要があります。
メジャーリーグの”DL”の意味と故障者リストの分類・ロースター枠まとめ
エンゼルス・大谷翔平君、右肘靭帯損傷でDL入り!一番恐れてた事がおきてショック!ガーン!( ;∀;)
損傷の具合は3段階あるうちの「グレード2」との事だけど、PRP注射で3週間後の様子をみて判断するとの事。軽症である事を祈るのみ!(>_<) pic.twitter.com/2tdGFtf0Co— 草野球おやじ (@hayaya_24) 2018年6月10日
MLBのニュースを見ていると、DL,DLって良く耳にしますが、調べてみると意外に複雑でいろんな種類や意味がありましたね。
日本人選手は残念なことにDL入りすることが多いので、次から応援している選手がDLした場合は、今回の記事に書いてあることをチェックしていつ頃試合に復帰出きるかチェックしてみてはいかがでしょうか?
いずれにせよ、DL入りしないことが一番であり、今後は日本人選手がDL入りしたニュースがないことを心から祈るばかりです。
コメントを残す