埼玉西武ライオンズが今オフに、菊池雄星のポスティング制度を利用したメジャー挑戦を進める方針と発表しました。
メジャーの複数のスカウトから、
「万全なら先発2番手の実力がある」
と高い評価を受けている一方で、
「メジャーは無理」という意見も多数あります。
実際に菊池雄星はメジャーで通用するのか無理なのか?
菊池雄星投手の球種・球速などをもとに評価をまとめました。
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菊池雄星の球種と最高球速は?
菊池雄星投手の球速は、日本プロ野球の歴史の中で左投手最速の158キロを誇ります。
球速が速いだけではなく、肩甲骨の可動域が広く球持ちも良いため、バッターはタイミングを合わせるのが難しいピッチャーです。
菊池雄星投手が投げている球種は、ストレート、スライダー、カーブ、チェンジアップ、フォークです。
基本的にはストレートとスライダーの二つの球種で配球を組み立てることが多く、カーブ、チェンジアップを投げる回数は少ないことが特徴の投球スタイルです。
菊池雄星はメジャーでは無理?通用する?
メジャー球団のスカウトは「菊池雄星はメジャーでも通用する」という評価を下していますが、実際はどうなのでしょうか?
ネットでは無理だという声も多く、どっちが本当なのか分らなかったので、無理と言われている要因と通用すると言われている要因をまとめてみました。
来季の菊池雄星メジャー挑戦で3年契約日本円で推定55億5千万貰えるのか!
夢あるわw#西武ライオンズ#菊池雄星 pic.twitter.com/9ajpmnrugB— ]K石ドロス余韻[ (@Kishi_3131) 2018年9月1日
無理と言われている要因
①左肩の怪我
入団1年目に左肩を痛め、2013年にも左肩の炎症で戦線離脱し、今年も左肩の機能低下で登録抹消となっています。
日本のプロ野球からメジャーに行った選手は、故障が多いことが顕著ですが、メジャーに行く前から怪我に悩まされていることがメジャーで通用しないという評価に繋がっているのではないでしょうか?
②コントロールがあまり良くない
メジャーのマウンドは硬く、気候も乾燥している所が多いため、一般的に日本の球場よりもメジャーの球場の方がコントロールは悪くなると言われています。
菊池雄星は日本の球場でもあまりコントロールが良い投手ではなく、一昨年までの通算成績を見ても659.8回の登板に対して277個の四球を与えているので、およそ2イニングに1個四球を出している計算になります。
③日本で安定した成績を残していない
菊池雄星は入団してからの3年間は、1軍と2軍を行ったり来たりすることが多く、その後3年間も勝ち数より負け数の方が多いような投手でした。
最近メジャーに行った大谷翔平や田中将大は入団してすぐ1軍で活躍していることもあって、そういう選手と比べるとメディアでも取り上げられることも少ないです。
また、長く活躍しているイメージも小さいため、メジャーはまだ無理だという評価に繋がっているのではないでしょうか?
通用すると言われている要因
①左腕で約160キロのストレート
日本記録となる左腕で158キロのストレートは、やはりメジャー球団としても大きな魅力だと思います。
メジャーでも左腕で160キロを投げられるピッチャーは稀であり、バッターもあまり経験がないタイプのピッチャーだと言えます。
上手くはまればドジャースのエースであるカーショウのような活躍が見込める可能性もあります!
キレのあるスライダーなどの多彩な球種も通用するといわれる要因だと思います。
②修正能力がある
菊池雄星はもともと、“修正能力があまりないピッチャー”という印象が強いピッチャーでした。
立ち上がりが悪いと、そのまま立て直せないことが多く、がむしゃらに投げているような感じでした。
以前は、結果が悪いと「調子が悪かった」結果が良いと「調子がよかった」と結論しており、細かい部分まで考えていない印象でした。
ところが去年から悪いときの原因を把握し、修正する能力を身につけているそうなんです。
先ほどコントロールはあまり良くないと書きましたが、去年に関しては187.2回の投球回に対して与えた四球は49と少なく、およそ4イニングに一個のペースの四球になっています。
プロ入りから一昨年までのおよそ2イニングの1個のペースと比べるとかなり改善されました。
修正能力がついたことで四球も減り、失点することも減るため、勝ち星がいままでより多く付いたり、三振も増えた要因になっています。
今では全体の投球の7割くらいは、結果と原因を説明できるというぐらいに理論的に自分のピッチングを分析しているそうです。
これが菊池雄星投手のここ3年の好成績につながってるんですね。
菊池雄星に対するネット上の評価

菊池雄星に関して言えば、さまざまな見解があってネット上でも意見が分かれています。
「故障が多い」
「タイトルを取っていない」
「コントロールが悪い」
「実力が伴わない」
などの否定派意見も多く見られますし、
「左腕で158キロは凄い」
「スライダーにキレがある」
「メジャーでもローテーションを2番手で回れる」
などの肯定派意見も多数見られます。
プロ入りから6年間は目立った成績を残せませんでしたが、2016年からの3年間の活躍は目を見張るものがあり、急激に成長しているからこそ、メジャー挑戦について賛否両論分かれるのではないでしょうか?
ただはっきりと言えることは、メジャーのスカウトの評価は高く、過去よりも今の実績や能力を見て、十分メジャーでも通用するという評価を下しているということです。
菊池雄星の球種・球速ではメジャーは無理?まとめ
おそらく日本で最終年になるであろう
菊池雄星のサインGET pic.twitter.com/LbcLJzPgVw— Daisuke (@Charalie) 2018年9月1日
ここでは菊池雄星投手の球種や球速、ネット上の反応からメジャーで通用するのかについて述べてきましたが、いかがでしたでしょうか?
メジャーでは無理なのか?通用するのか?については賛否両論分かれますが、私個人的には十分メジャーでも通用すると考えています。
やはり、左腕で160キロ近いストレートを投げ、キレのあるスライダーが投げられればメジャーの強打者でもアジャストするまでに時間がかかるはず。
修正能力も身につけて四球数も減ったことで、メジャーの環境に適応できれば持っている力を発揮できるでしょう。
今シーズンも残り少ないですが、菊池雄星には残された登板数で結果を出して貰って、少しでも良い条件でメジャーに行けることを願っています。
メジャーリーグでも先発ローテーションに入れる実力の持ち主と評価されているので、ケガにも十分注意してほしいものです。
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