大谷翔平はなぜエンゼルスへ?下馬評を覆した3つの理由とは?

ついに大谷翔平選手の移籍先がエンゼルスに決まりました!

一ファンとして、心からホッとしています!

ところで、大谷翔平選手はなぜエンゼルスへ行くことになったのでしょうか?

ジャイアンツはトップスターである、ポージー捕手も面談に加わるなど派手な演出を見せていましたが、エンゼルスはメディアの露出も少なく、ほとんどの人が「予想外」だと思っていると思います。

ここでは、エンゼルスが下馬評を覆して、大谷翔平選手を獲得した理由を3つあげてみました。



移籍先候補7球団の動きまとめ

大谷翔平選手がなぜエンゼルスに決めたのか?の前に、移籍先候補であった7球団は大谷翔平選手に対してどのようなアプローチを行ったのでしょうか?

代理人であるネズ・バレロ氏の徹底した情報閉鎖もあり、各メディアも憶測でしか予想できませんでしたが、少ない情報の中で出来るだけまとめてみました。

テキサス・レンジャーズ

契約提示金353万5000ドル(約4億700万円):提示金額1位

  • レイ・デービス球団オーナー、ジョン・ダニエルズGM、ジョシュ・ボイドGM補佐、ジェフ・バニスター監督、メディカルディレクターのジェイミー・リード氏、コンディショニングコーチのホセ・バスケス氏、日本在住スカウト2人が面談に参加
  • 面談で遊撃手のアンドルスが出演しているPRビデオを流す

ボイドGM補佐のコメント
「どの球団にも負けない長年の蓄積があるし、広い範囲にわたって準備してきた」

シアトル・マリナーズ

契約提示金255万7000ドル(約2億9400万円):提示金額2位

  • ジェリー・ディポトGMら球団幹部と大谷を日本で見てきたスカウト陣が面談に参加した
  • 今年ドラフト5巡目で傘下マイナー有望株ランク10位のデービッド・バニュエロス捕手(21)をツインズへ放出し、25歳未満の国外FA選手獲得に使う契約金プール枠を100万ドル(約1億1500万円)獲得
  • ディポトGMは投打両方での起用は「可能」と話している

ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム

契約提示金231万5000ドル(約2億6600万円):提示金額3位

5日の面談でオーナーのアルトゥーロ・モレノ氏(71)、マイク・ソーシア監督(59)、日本人トレーナーの寺田庸一氏(40)ら8人が交渉に出席し、主力打者マイク・トラウト外野手(26)もテレビ電話で大谷を勧誘した。

ビリー・エップラーGMのコメント
「私は彼が今季外野でプレーするとは思わない。」
「メジャー1年目では外野起用を封印し、 野手として先発する試合では日本ハム同様にDHでの起用となる。」
「我々は(先発)6人ローテーションにとても前向きだ。」
「すぐに結果を求めるようなことはしない。ほかの23歳と同様に大谷も育成の途中である。」
「メジャーでの適応に向けて、彼が必要なだけ時間を与える。」

サンフランシスコ・ジャイアンツ

契約提示金30万ドル(約3450万円):提示金額4位(4位から7位は同順)

ラリー・ベアー氏(球団CEO)、ブライアン・セビーン氏(編成責任者)、ボビー・エバンス(GM)、ジェレミー・シェリー(GM補佐)、ブルース・ボウチー(監督)に加え、バスター・ポージー捕手も面談に加わる。

起用構想まとめ
「先発投手としても考えているし、打者として300から400打席見込めると考えている」
「外野での起用や日本と同じように先発で週1度の登板を考えている」
「来季の自軍の日程を踏まえ「うちの休養日を考えると、少し楽だ」

ロサンゼルス・ドジャース

契約提示金30万ドル(約3450万円):提示金額4位(4位から7位は同順)

  • 「スケジュールや体力の回復などを考える工夫は必要になるが、間違いなく(二刀流は)可能だと思うし、仮にそれだけの才能がある選手と契約できれば、工夫をする挑戦を前向きに受け止めたい」との見解を示す
  • アイブナー外野手を二刀流にしようと投球練習をさせ、土壌作りをしていた。
  • チームに二刀流選手を置くことに前向きである。先発ローテを柔軟に回しているため、起用法にも融通が利く。

サンディエゴ・パドレス

契約提示金30万ドル(約3450万円):提示金額4位(4位から7位は同順)

  • 昨オフにベタンコート捕手を投手に挑戦させるなど、二刀流へのオープンな考え方がある(現在は投手に専念中だが今季序盤まで捕手と投手の二刀流でメジャーの25人枠に入っていたこともあり、二刀流選手育成には積極的)
  • 元ドジャース野茂英雄氏や元楽天斎藤隆氏がフロント入りしている
  • 日本ハムで大谷を1年目から支えた中垣トレーナーも所属
  • グリーン監督は日本ハムでプレーした経験がある

シカゴ・カブス

契約提示金30万ドル(約3450万円)::提示金額4位(4位から7位は同順)

ホイヤーGMのコメント
「5月の火曜日の夜に最下位のチームと対戦しても、満員の観客の前でプレーできる。選手が求めていることは、それだと思うんだ。我々は3年連続でリーグ優勝決定シリーズにも出ているし、選手も勝利を求めているはず。これこそがセールスポイントだ」

ジョー・マドン監督のコメント
「大谷がそれだけ才能ある選手なら、ユニークな状況をつくり出せる」



下馬評を覆した3つの理由

大谷翔平選手は、複数球団からラブコールを受けていた中で、なぜエンゼルスを選んだのでしょうか?

球団会見では、

「縁みたいなものがあると感じた」

「感覚的なもの」

と選んだ理由を明確にはしていないですが、今までの経緯から考えられる理由を3つ挙げてみました。

理由①:アットホームで誠実なチーム

まず一つ目に考えられるのが、球団の雰囲気です。

5日の面談ではスター選手であるマイク・トラウト選手が、テレビ電話で大谷翔平選手に「一緒に頑張ろう!」と勧誘しています。

マイク・トラウト選手はメジャーを代表するスター選手でもありますが、同時にロッカールームでも冗談を言いながらチームの雰囲気を盛り上げるムードメーカー的な存在です。

メジャーリーグの至宝である、チームメイトのプホルス選手のスキンヘッドを撫でて逃げるようなイタズラっ子でもあります。

そんな、ちゃめっ気たっぷりのトラウト選手からの勧誘はどこかアットホームであり、日本ハムファイターズに近いものを感じたのではないでしょうか?

またエンゼルスは、今年のドラフト3巡目で獲得した屈指の有望若手ジェイコブ・ピアーソン外野手(19)をツインズへ放出し、契約金プール枠を100万ドル追加しました。

これによって、提示可能な金額を231万5000ドル(約2億6600万円)まで引き上げることに。

もともと7球団中5番目の提示額でしたが、3番目になり有望な若手選手を放出してまで、提示金を引き上げたという球団の誠実さが十分に感じられます。

理由②:起用方法

大谷翔平選手が求める移籍先の条件で最も重要なのが、「二刀流を容認してもらうこと」です。

メディアにも、

「二刀流をやらせて貰えない限り挑戦も出来ない」

と話しており、やらせてもらうことは前提の上で、どのようにやるか?という具体的な提案が面談時に重要だったと思います。

その中でエンゼルスは、

「外野起用はなし(DHによる出場)」

「先発6人ローテーション」

という2つの指針を打ち出しており、この起用法が大谷翔平選手の考えるイメージに近い提案だったことが予想されます。

通常メジャーリーグの先発投手は「中4日」のローテーションで回すのが基本となってます。

この短い登板間隔の中で野手として出場することは、とても大変なことです。

また、登板間隔を空けたとしても外野手としての出場であれば疲労蓄積や故障の大きな原因となるので、エンゼルスの提案した「先発6人ローテーション」「DHによる出場」は二刀流をやる上で、とても現実味のあるものです。

これには大谷翔平選手を思いやる球団の配慮と誠意を感じます。

こういった部分でも改めてエンゼルスは誠実な球団だと感じます。

理由③:育成環境

最後に上げられるのが、「二刀流を”育成”として球団から見てもらえるのか?」という点です。

米メディアの中でも二刀流は「チャレンジ」であることが伝えられており、言い換えると「やってみて上手くいかなければ、チャレンジ失敗=投手一本に変更」という様な印象が強いと思います。

大谷翔平選手から見た不安な点も、面談時に育成の容認はしたものの、実際にプレーをしてみて結果が出なければ投手一本でやらされると言ったことになると思います。

その様な中で、エンゼルスのビリー・エップラーGMは、

「すぐに結果を求めるようなことはしない。ほかの23歳と同様に大谷も育成の途中である。メジャーでの適応に向けて彼が必要なだけ時間を与える」

とメディアを通じて話しています。

年齢もまだ若く、特に移籍1~2年目のシーズンはプレーに対する不安よりも生活環境やプレー環境に対する不安のほうが大きい中で、このエップラーGMの言葉は大谷翔平選手の考える不安点の払拭にもなります。

二刀流について考えるイメージと球団側の意向が合致したことを示しているのではないでしょうか?

エンゼルス球団関係者やファンの反応

大谷翔平選手のエンゼルス入団が決まったことを受けての、関係者とファンの反応をまとめてみました。

ビリー・エップラーGM

代理人のバレロ氏からエンゼルス決断の連絡が入った瞬間、椅子から転げ落ちる。

エンゼルス球団

以下、球団コメント。

「ショウヘイ・オオタニがエンゼルス入団を決意してくれて、我々は誇りに思う。我々はこの過程を通じて彼と稀有なつながりを感じた。彼がエンゼルスの選手になることにワクワクしている。エンゼルスファン、オオタニの家族、ネズ・バエロ、そしてクリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシーにとってスペシャルな時間である。

マイク・トラウト

自身のツイッターで目のイラストを2つ掲載(びっくりしている様子を表す)。

ファン

・日本の希望がやってきた

・素晴らしい獲得!

・オーバーリアクションしたくはないが…構うもんか、オーバーリアクションしようぜ!

・ESPNの通知でこのニュースが流れた時「AAAAAAAAAAAAAHHHHHHH!!!!!!!」と車の中で絶叫してしまった

おめでとうエンゼルスファン

・本当はシアトル・マリナーズに来て欲しかったが、とりあえず彼が成功する姿は見てみたいな。ずっと前からこの選手を見守ってきたし、メジャーリーグで何を成し遂げられるか見れるなんてワクワクするよ

・大谷は俺達エンゼルスの外野と投手の穴を埋めてくれる!WOOOOOOO  WELCOME

・大谷とトラウトが揃うとかたまらない。シアトル(マリナーズ)はボコボコにされるな

・最高の守備(シモンズ)、最高の攻撃(トラウト)、最高の二刀流(大谷)。おいおいエンゼルス王朝時代か?

・来季のエンゼルスは信じられないほど見てて楽しそう。ア・リーグ西地区制覇を見るのが待ち遠しい

・エンゼルスが獲得するなんて思ってもみなかった。しかし大谷とトラウトが同じチームに所属しているなんてディズニーランドみたいだ…

まとめ

ここでは、大谷翔平選手がエンゼルスと契約した3つの理由についてお届けしました。

  1. アットホームで誠実なチーム
  2. 起用方法
  3. 育成環境

この3つが他球団よりも明確で、なおかつ誠意と縁とが重なり大谷翔平選手はエンゼルスとの契約を決断したのではないでしょうか?

大谷翔平選手は会見の時に、

「本当にオープンな気持ちで話して、ここに行きたいなという気持ちになってお世話になろうと思いました」

「気持ちの部分でエンゼルスでプレーしたいという気持ちになりました」

と話していました。

アットホームな球団や街でプレーが出来、起用方法や育成環境も整っているエンゼルスならそういう気持ちになるのも分かる気がしますね。

大谷翔平選手が一番こだわっている二刀流については、球団もファンも「長い目で見てほしい」というのが筆者の本音です。

弱肉強食のメジャーリーグで「一刀流」でも簡単に成功する世界ではありません。

「ピッチャーで4番」といった野球漫画のようなことを夢見させてくれる、大谷翔平選手の活躍に期待します!



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