大谷翔平選手の移籍先であるロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムってどんな球団なのでしょうか?
メジャーリーグ観戦を予定しているなら、大谷翔平選手が出場するエンゼルスの試合を見るだけなら、はっきり言ってもったいないです!
本拠地球場の周辺にはおいしい日本食のレストランや、本場のディズニーランドまであって、観光するには非常にオススメできる場所です。
日本の球団であれば、テレビやその他メディアを通じてある程度イメージはつくと思います。
しかし、メジャーリーグの球団、特にあまり馴染みがないロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムとなると正直どんな球団なのかイメージできないですよね?
今回は、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムについて、球団や本拠地球場の特徴についてまとめました。
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エンゼルスの本拠地球場の歴史と特徴

球場の情報
球場名 :エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム
所在地 :2000 Gene Autry Way Anaheim California92806
所有者 :アナハイム市
グラウンド:天然芝
ダグアウト:ホーム=三塁側 ビジター=一塁側
左翼 :約100.6m
左中間 :約118m
中堅 :約121.9m
右中間 :約112.8m
右翼 :約100.6m
バックネット :約18.4m
右中間フェンス:約5.5m
その他フェンス:約2.4m
球場の歴史
1961年に誕生したロサンゼルス・エンゼルスは、最初のシーズンは“ロサンゼルス・リグレー・フィールド”を、翌1962年から1965年まではドジャー・スタジアムを本拠地球場としていました。
しかし、観客動員が伸び悩み、1966年から本拠地をアナハイムに移しています。
1980年にはNFLのロサンゼルス・ラムズが移転してきたため、アメフト兼用の球場に修繕され、収容人数が43,000人から64593人へと大幅に増えました。
1995年には人気低迷にあえぐラムズがセントルイスに移転されたため、この事により再び野球専用の球場へ再度修繕されました。
地元の電力会社エディソン・インターナショナル社が(※)ネーミングライツを取得した為、球場名も“エディソン・インターナショナル・フィールド・オブ・アナハイム”に変更になりました。
しかし、2003年のオフに同社がスポンサーを降りた為、2004年から現在の名称「エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム」に変わっています。
※ネーミングライツ:「命名権」人間や事物、施設、キャラクターなどに対して命名することができる権利
球場の特徴
左中間に比べて右中間の方が狭くなっていますが、ライトフェンスが非常に高いために、ボールを引っ張るタイプの左のホームランバッターには不利の球場となっています。
(※)パークファクターを見ても、本塁打が出やすい球場とはいえない数字となっています。
演出としては、外野センター後方に巨大な岩が設置されており、エンゼルスの選手がホームランを打つと、約27メートルの高さまで噴水が上がり、花火も上がります。
また、エンゼルスがリードしているか、若しくは同点のときには、勝利を信じてということで、マスコットとして“ラリー・モンキー”がバックスクリーンのモニターに登場しエンゼルスの応援を後押ししています。
巨大岩からの噴水や花火などは、まさしくメジャーリーグの球場という感じがしますね!
左の強打者には不利な球場と言われていますが、大谷翔平はレフト方向のホームランが多いバッターですので、パークファクターの数字は苦にならないのではないでしょうか?
※パークファクター:本塁打など各項目の球場ごとの偏りを表す数値指標
球場の周辺環境
大谷翔平選手がロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムに入団することになり、日本からアナハイムまで観戦に行く方も増えてくるかと思います。
そこで、より楽しく観戦出来るようにお得な情報をまとめてみました!
ディズニーランドが近くにある
球場のあるアナハイムですが、実はディズニーランドがあることで有名な街でもあります。
野球観戦に行って、ついでに本場のディズニーランドにも行けるという、まさに夢の街です!
「大谷翔平が出場する試合観戦」+「本場のディズニーランドで遊ぶ」のセットでの旅行なんて、本当に贅沢ですよね?
大谷翔平選手の試合を観戦する場合、球場の近くにホテルを取るか、ディズニーランドの近くにホテルを取るかで迷うかもしれませんね。
球場の近くには徒歩で球場へ行けるホテルがいくつかあるので、そのエリアに泊まれば試合観戦で夜遅くなっても早く休めると思います。
また、ディズニーランド周辺にホテルを取られる方も、アナハイム・ヒルトン周辺なら移動時間10分くらいの距離になります。
その場合は、タクシー代金も15ドル程度ですので、タクシーやレンタカーなどのアクセスが便利です。
球場周辺のグルメレストラン
旅行を楽しむためには、おいしい食事も大事な要素ですよね?
本拠地球場周辺のおすすめのお店をいくつかまとめました。
「The Cheesecake Factory」
イタリアン、アメリカ料理、ベジタリアン料理あり、ヴィーガン料理あり、デザート、グルテンフリー
The Ranch Restaurant & Saloon
アメリカ料理、ステーキハウス・鉄板焼、グルテンフリー
Market Broiler
アメリカ料理、シーフード、グルテンフリー、ベジタリアン料理あり

この他にもうどんが食べられるお店など、日本人向けのお店もたくさんあります。
この周辺地域は気候が一年中温暖で過ごしやすいため、気候の環境、食事面を含めてアナハイムは日本人が訪れやすい土地となっています。
球場周辺の地図
エンゼルスの本拠地球場の周辺の地図はこちらです。
エンゼルス球団の特徴
ここでは、大谷翔平選手が所属することになったロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムという球団についてまとめました。
所属リーグ
アメリカン・リーグ(1961年─)
西地区(1969年─)
チーム名
ロサンゼルス・エンゼルス (1961年 – 1965年)
カリフォルニア・エンゼルス (1966年 – 1996年)
アナハイム・エンゼルス (1997年 – 2004年)
ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム (2005年 – 2015年)
本拠地
カリフォルニア州 ロサンゼルス (1961年 – 1965年)
カリフォルニア州 アナハイム (1966年 ─)
永久欠番
11・26・29・30・42・50
獲得タイトル
ワールドシリーズ優勝(1回):2002年
リーグ優勝 (1回):2002年
地区優勝 (9回):1979、1982、1986、2004、2005、2007、2008、2009、2014年
ワイルドカード (1回):2002年
球団組織
オーナー:アート・モレロ
GM:ビリー・エプラー
監督:マイク・ソーシア

エンゼルス球団ができたのは1961年で、地区優勝は9回、リーグ優勝・ワールドシリーズ優勝1回を達成しております。
2000年以降は、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムを中心に回っていると言っても良いくらいの好成績を安定して残していますね!
メジャーリーグの中でもトップクラスの選手は何人かいるので、大谷翔平選手の加入により来シーズンどこまで順位を伸ばせるか注目したいところです。
主力選手
マイク・トラウト
1991年8月7日生まれ26歳、右投げ右打ちの外野手。
世界№1のスラッガーの一人で、MLBを代表するスーバースター。
打率3割、本塁打30本をコンスタントに打てるバッティング技術とパワーがあり、あわせて打点王、盗塁王のタイトルも獲得。
その他にも守備に関する表彰の一つであるフィーディング・バイブル・アワードや、アメリカン・リーグ新人王、シルバースラッガー賞、ハンク・アーロン賞、MLBオールスターゲーム最優秀賞など数え切れないほどの名誉ある表彰を貰っております。
若い年齢でありながら、走・攻・守全てにおいて充実した選手です。
アンドレルトン・シモンズ
1989年9月4日生まれ28歳、右投げ右打ちの遊撃手。
ゴールドグラブ賞3回、優秀守備選手賞4回、フィーディング・バイブル・アワード5回を誇る、名実共にメジャー№1遊撃手です。
特に肩が強く、三遊間の深い所から一塁へ投げる矢のようなレイザービームは必見で、大学時代には、ピッチャーとして約158km/hを記録したそうです!
身体能力の高い選手が集まるメジャーリーガーの中でも彼は飛びぬけています。
アルバート・プホルス
1980年1月16日生まれ37歳、右投げ右打ちの一塁手
2001年のデビューから、2010年までの10年間で10年連続3割、30本塁打、100打点を記録し首位打者1回、本塁打王2回、打点王1回のタイトルを獲得。
シルバースラッガー賞、年間最優秀選手、その他数々の表彰を受けており、記録を見るだけでも凄さが分かる、メジャーの永い歴史の中でも特別なスラッガーの一人です。
オーナーがめちゃめちゃ良い人
メジャーリーグの球団には、それぞれの球団にオーナーがいます。
メジャーリーグのオーナーはいわゆる超富裕層と言われている人たちです。
ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムのオーナーであるアート・モレロは、2003年56歳の時にエンゼルスをなんと198億円で買収しました!
しかも、キャッシュで!
そんな超大富豪である、アート・モレロ氏ですが、メジャーリーグのオーナーでは考えられない程、めちゃめちゃ良い人みたいなんです。
日本一のメジャーリーグ通であり、スポーツライターやMLB解説者など様々な顔を持つ“AKI猪瀬”の話によると、
メジャーリーグには30球団、30人のオーナーがおり、言わずと知れた超が付くほどの大富豪です。
日本から現地へ飛び、フェイストゥフェイスで取材をすると、だいたいのオーナーは、
「お前、遠い島国からわざわざ何しに来たんだ」
という様な具合で、どのオーナーも常に上から目線で話をするのに対して、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムのオーナーであるアート・モレロは、
「おおー、アキ!久しぶりだなぁ!今回のフライトはどうだった?疲れてないか?なんかあったらいつでも俺に言ってくれ!」
と親しみを込めて、相手の事を思って人と接することができる、素晴らしい人だ。
と話していました。
また、アメリカではそんなアート・モレロのことを「ピープルズオーナー」つまり、“ファンのためのオーナー”と呼んでいます。
常にサングラスをかけている姿がトレードマークとなっており、見た目は少し強面ですが、こういったオーナーの人の良さが大谷翔平のエンゼルス入団を大きく後押しした可能性は十分高く、大谷翔平が会見で話していた、「縁を感じた」という事に繋がったのではないでしょうか?
エンゼルスの本拠地の特徴まとめ

ここでは、エンゼルスの本拠地球場の特徴や周辺の情報、エンゼルスという球団についてお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
大谷翔平選手の入団するロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムって、正直今まではあまり知りませんでした。
しかし、気候が温暖だったり、食事が美味しかったり、ディズニーランドが近くにあったり、オーナーがめちゃめちゃ良い人だったりと、知れば知るほどすごく良い球団だということがわかりますよね?
大谷翔平選手が入団を決めた事に心から賛成できました。
本拠地球場の周辺にはディズニーランドがあり、食事がおいしいレストランもある、気候も温暖とあれば、観光にもってこいだと思いませんか?
大谷翔平選手の応援と一緒に、ロサンゼルスを満喫できたら、それは素晴らしい旅行になるはずです!
あなたも一度エンゼルスの試合を観戦に行ってみてはいかがでしょうか?
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